e-minori通信72【散乱光フィルムについて】
皆さまこんにちは！
早いものでもう2月も半ばが終わりますね
いかがお過ごしでしょうか
この季節は梅の花がきれいに見える頃ですよね
名古屋は、今週少し寒い日が多くつぼみの状態が多いですが、
来週末ぐらいにはポツポツと花が開いてくるのかな～と感じます
どんな姿を見せてくれるのかワクワクしますね(^^)/
さて、本日のe-minori通信は「散乱光フィルム」についてです
農業をやられている方は聞きなじみのある言葉かなと思いますが、
散乱光フィルムは実際どのような効果があるかご存じでしょうか
そこで、簡単にどのような効果があるかお話をしていきます！
果菜類では光が1％増えると収量も1％増えると言われています
日射値が600MW/㎡以上あるときは植物にはそれ以上の光は必要ないため、
遮光するという農家さんがいますが、
果菜類においては誤りであるという研究結果が出ています
もし、温度を遮光以外の方法で下げることができれば
食物は遮光で減る分の光を利用することができるため、
その方がよいと言われています
温度を下げる方法としてミストでの細霧冷房という手段もありますが、
細霧冷房の前に散乱光フィルムを試してみるのもオススメです
透明タイプのフィルムは約9割を直進光として取り込むため、
光が当たる部分と当たらない部分がハッキリしますが、
散乱光フィルムでは様々な角度から光が当たるため
通常は陰になりやすい作物下部や連棟ハウス谷部など
隅々まで光を届けることが期待できます
その結果、作物上部の光合成量は減少するが植物全体の収量増加が臨めますよ
また、作物のヤケや色むらの低減にも貢献するフィルムです
是非、e-minoriをお使いの方は自分のハウスの現状の照度条件を知るためにも
色んな場所に日射センサーを設置してみてください
散乱光フィルムを使えば光が分散するため、
ハウス内の急激な温度変化をやわらげる効果もあるため、
遮光をする前にまずは散乱光フィルムを試してみてはいかがでしょうか☆
※引用画像
https://tkci-agri.jp/qanda/qa-cat/noubi/
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